
後楽園球場の三塁側内野席の前で
キャッチボールをしている星野仙に向かって
「ほしのー、ほしのー」と叫んでいると
星野仙は突然こっちを向き
「どうや、学校は楽しいか」と突然話しかけてきて、
驚いて周りをキョロキョロ見渡す自分に
「お前に聞いとるんだよ。しっかり返事せんか」と
少年ファンにも厳しかった星野仙一さん。
今は楽天の球団取締役副会長で
中日、阪神でも監督を務めた
星野仙一さんが1月4日に亡くなられました。
熱狂的な中日ファンで
「ドラゴンズとはすなわち星野仙」という感覚で
子ども時代を過ごした自分としては
中日の監督を辞めた直後の2002年、
阪神の監督に就任した時は「このやろう、裏切ったな」と
思ったものでしたが、
今となってはもうどうでもいいことです。
とにかく巨人のV10を阻んだ
1974年の中日ドラゴンズのエースであり、
リーグ優勝を決めたときの笑顔が忘れられません。
手強い相手にこそ、闘志を燃やして挑む姿は
多くのファンの生きる糧となっていました。
愛妻家だった星野さん。
奥さまと一緒に天国からプロ野球界を
厳しく見守ってくれることと信じています。


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