
いよいよ日本でも出ました。
横浜市衛生研究所の調査でタミフルが効かない耐性インフルエンザウイルス(Aソ連型)が、
1月に市内で計5人の患者から検出されたということです。
衛生研究所で調べた検体から5人検出されている訳ですから、
一般診療所の患者さんも含めると実際はもっと多いかもしれません。
確認された患者さんは8歳から13歳で3人は同じ小学校に通い、
残りの2人は同じ医療機関を受診していたそうです。
全員、タミフル服用する前の検査で体内でウイルスが変異したのではなく、
耐性ウイルスによる小規模集団感染と推定されています。
もともとノルウェーでタミフル耐性インフルエンザが検出が66%に上るなど、
欧州での広がりが懸念されていましたが、日本ではあまり騒がれませんでしたね。
別の治療薬リレンザは有効ということですが、
やはり安易な抗ウイルス薬の処方は差し控えるべきなのかも知れません。
先週、国立感染症研究所が「今年のインフルエンザはピークを過ぎた」と発表したばかりですが、
油断大敵です。
手洗い、うがい、早寝、早起き。
もしかかってしまったら、熱が下がっても2日間は人と接しないようにする。
う?ん、でもこれって働いている人は結構難しいんです。
寝込んでいられる人ばかりじゃないですよね。
でも、でも自分のため、社会のため、感染拡大防止のため、
耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、休みましょう。
忙しすぎる日本の社会も問題だ・・・とドクターフリッカーは思うわけです。
予防は最大の治療。
効果を疑問視するご意見もあるようですが、
やはり秋のうちに予防注射は接種しておいた方が良い、
いや接種すべきです。