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ドクターフリッカーは、
「居抜き」で開業しました。

昭和44年から開業されていた
「外科胃腸科医院」の院長先生が、
平成15年3月で引退されるので
後継者を探しているという情報が入り、
「是非!」と手を挙げました。

当時、大学病院では医局長という、
大変多忙で、雑用、じゃなかった、重要な仕事の多い
役職を担わせていただいておりました。

加えて、大学という組織の中、
15年もいると、定期的に研究をまとめたり、
後輩の研究をお手伝いしたりと、

何だか、学会発表や論文まとめのために
日々過ごしているようになってきます。

臨床と研究、教育の両立が上手に出来る先生もいらっしゃいますが、
ぶきっちょなドクターフリッカー、なかなか両立できませんでした。

もちろん、研究がすごく大事なことは分っていました。

が、
自分の思いえがいていた「お医者さん」という
イメージからどんどん離れていくような
気がして5年前に開業に踏み切ったのです。

「居抜き」開業では「新規」開業と比べ、
前の先生に通院されていた患者さんがいらっしゃいます。

ドクターフリッカーも開業初日から患者さんが結構来院されました。

ただ、良くも悪くも患者さんは
前の先生の「診療」を期待され来院されます。

そこには、多くのジレンマがありました。
いや、今でもあるかな。

先代の先生のご長男とご長女が
隣接して、眼科医院と歯科医院を開業されています。

ドクターフリッカーは、施設の一部をお借りして
診療所をやっている訳です。

「町医者」は、小さくても経営者。
それぞれ自分のカラーを持っています。

開業して5年。
隣接している眼科医院と歯科医院と
これまで以上に上手に融合して、
きれいなカラーが出せたらいいな・・・・。

とドクターフリッカーはふと思うのでした。

2008.03.21 Fri l 医療 l COM(1) TB(0) l top ▲