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昨日は、
横浜みなとみらいで
「消化器内視鏡学会総会」に出席。

雨の中、出かけて行き
経鼻内視鏡のワークショップを聞いてきました。

経鼻内視鏡。
ドクターフリッカーの診療所でも
やっている「鼻からの内視鏡」です。

舌根にあたらないで
挿入されるので、
「おえーっ」とならないのが、
なによりの利点です。

眠くなる注射も使わずにすみます。

しかし、
ドクターフリッカーが、
感じていたとおり、

昨日の学会でも
いろいろな施設でのお話で、
「くちからの内視鏡」より細い分、
より慎重に、よく観察しなければいけないと
いうことでした。

先日、緊急で内視鏡を
施行したかたは、
「くちからの内視鏡」でした。
微妙な位置に
微妙な変化があり、
病理検査の結果、
大きな病院に行っていただくことになりました。

見た目は「早期」といえるものです。

黒いお通じと貧血で消化管出血の疑い
という紹介状をお持ちだったので、
例外的にその日のうちに
検査をしました。

そのときの検査の目的は
「緊急に処置を要する出血性の病気」
があるか、ないかです。

もしも
「鼻からの内視鏡」で
あわただしく行っていたら、

「とりあえず、出血なし。」
ということで
微妙な変化を見落として
終わっていたかも知れません。

もちろん
「くちからの内視鏡」でも、
気ぜわしく検査をしていたら、
見えるものも見えなくなってしまいますが。

「鼻からの内視鏡」、
いっそうていねいに、
時間をとって観察しないといけません。

楽に検査をすることも
もちろん大事ですが、

検査にかかる時間や
効率ばかり考えていてはだめです。

学会のあと、
夕方に雨があがったということで
ドクターフリッカー2世と
桜木町で合流。

市バス「あかいくつ号」に乗って、
「港の見える丘公園」まで
行きました。

横浜市に住んでいますが、
久しぶりに「みなと 横浜」を漫遊して
帰ってきました。

2008.05.26 Mon l 医療 l COM(0) TB(0) l top ▲