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昨晩は、医師会の
「社会保険診療懇話会」です。

夜の7時半からですが、
間に合いそうにありません。

診療終了後、
スタッフのひとりに
先に行ってもらい、

ドクターフリッカー、
8時過ぎに遅れて到着。

「社会保険診療懇話会」は
通称「社保懇」と呼ばれています。

医師会、歯科医師会は
その使命に基づき、
「社会保険医療指導大綱」の方針に沿って、
自主的に会員の指導につとめ、
行政の行う指導と相まって、
指導の徹底を期する、

という、
昭和35年の
旧厚生省と医師会、歯科医師会との
「申し合わせ」をもとに行われるのです。

昭和35年。

気が遠くなりますね。
「国民皆保険制度」華やかなりし頃、

まるで「三丁目の夕日」の世界です。

そんな昔の「申し合わせ」で行われている
「社保懇」ですが、

昨日の「目玉」は
県医師会理事の先生による
「レセプトオンライン請求義務化」という
IT社会の最先端のお話。

医療機関から
診療報酬請求書を
デジタル化して、
オンラインで請求しなさいということです。

レセプトコンピュータを導入していない
医療機関は大変です。

カルテから診療内容をコンピュータに
入力して、
さらにデジタル化したデータを
オンラインで送信しなければなりません。

対応できそうにもないので
「廃院」する予定の診療所が
医師会の調査で3、611施設、

なんと8.6%にも上るそうです。

後期高齢者医療制度と同様、

今度は「後期高齢」の医者が
切り捨てられます。

初期導入費用はもちろん、
ランニングコストは全部、
医療機関が負担しなければなりません。

誰のための何のための
オンライン化なのでしょう。

2008.11.29 Sat l 医療 l COM(0) TB(0) l top ▲