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人間の血圧やミネラルの
バランスをつかさどっている
重要な「酵素?ホルモン系」に

「レニン・アンジオテンシン系」と
いうものがあります。

肝臓で作られる
アンジオテンシノーゲンは
腎臓で産生される酵素、レニンによって
切断されてアンジオテンシン?が生成され、
さらにアンジオテンシン変換酵素によって
アンジオテンシン?に変換されます。

アンジオテンシン?という「鍵」は
「鍵穴」である受容体に入ると
強い血管収縮作用を持つようになります。

さらに
下垂体や副腎皮質にも作用して
抗利尿ホルモンのバソプレッシンや
尿細管に作用するアルドステロン
を分泌させ、水やミネラルの
再吸収促進などの生理機能を発揮して
血圧を上昇させると考えられています。

で、
アンジオテンシン?の「鍵穴」である
受容体にフタをして
血圧上昇を抑制しようというのが

アンジオテンシン?受容体拮抗薬、
通称「ARB」です。

現在、
日本では6種類の「ARB」が
発売されていますが、

それぞれ、
糖尿病性腎症にも有効であるとか、
心不全を抑制するとか、
心臓発作や脳卒中などの発生を有意に
抑えるなどの「特性」を謳っていますが、

実際の臨床現場では
なかなか、その「大規模試験」の
結果を「実感」するには
至りません。

ま、ドクターフリッカーだけ
かも知れませんが。

「ARB」だけでもこれだけ
あるのに、一昨年、昨年と立て続けに

「ARB」とサイアザイド系利尿薬の
配合剤が3種類、リリースされました。

さらに来月から
もう1剤、発売予定です。

これからの高血圧の治療は
まさにオーダーメイドになっていくでしょう。

少しでも、知識を整理しなければと、
昨晩は「横浜北部学術講演会」に出席して、
「ARB」についてのご講演を拝聴してきました。

ニフェジピンという
血管の平滑筋を拡げる
「カルシウム拮抗剤」が
1976年に日本ではじめて
狭心症治療薬として上市されたときは
「革命」と言われたそうです。

それまでは、利尿薬や
交感神経を抑える薬で
高血圧を治療していた訳ですが、

それから、33年。

今、また最新の「ARB」に
利尿薬を合体させて、
まさに「温故知新」
と言ったところでしょうか。

医学の進歩とともに
医療の内容もどんどん変化
しているわけです。

昭和40年レベルの
医療に戻せば、
「財政審」の言うところの
「医療費削減」、「診療報酬引き下げ」も
実現できるかも知れません。

2009.06.12 Fri l 医療 l COM(1) TB(0) l top ▲