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昨日は
「休日急患診療所」に出動。

日曜日だからでしょうか。
ご両親そろってお子さんを
連れてこられる方が多かったですね。

お子さんの急病を心配される
ご両親は真剣そのものです。

ドクターフリッカーも
少しでもお役に立てるようにがんばりました。

人間、生まれてきたからには
何がしか、世のため、人のために
なりたいと思うものです。

さて、
臓器移植法施行から12年。

臓器移植をすれば
子どもの命が救える状況でも

今の日本では「本人の同意」がない為に
子どもが移植を希望する場合は
海外で手術を受ける他に道がない訳ですが、

18日、本人が生前に拒否しなければ、
家族の同意のみで臓器提供を可能とし、

未成年者、子どもの臓器提供年齢の
制限を撤廃する案が衆議院で可決されました。

現行法下で
お子さんを救えなかった
ご両親の心の去来するものは
計り知れないものだったでしょう。

「終末期医療の議論がもっと必要」
とする意見もありますが、

いま、お子さんを救おうと切迫した状況の
方たちにとって、そんな悠長なことは
言ってはいられません。

一方、
突然の交通事故で、
脳に大きな傷害を受け、
人工呼吸器によって命の炎を
辛うじて灯していた
小さなお子さんもいました。

その間、髪も伸び、
爪も伸びたそうです。

結局、1週間で心臓が停止し、
亡くなったそうですが、
その1週間は、

たったの1週間ですが、

そのお子さんとご両親にとっては、
幼稚園から小学校、中学校に進学し、
受験をしたり、結婚をしたり、
親子ゲンカをしたり、一緒に悲しんだり、
うれしいことで喜び合ったりし、
ともに過ごしたであろう

何十年分もの時間に匹敵する
かけがえのない1週間であったに
違いありません。

WHOやアメリカでは
日本は現実に目を向けて
移植推進に向けて正しく
進んでいくべきだとして、

今回の衆議院可決を
評価しています。

ドクターフリッカーも
医者のはしくれ、

じぶんにもしものことがあった
その時には使えるものは
残らず、すべて、
ぜひ、お役に立てて欲しいと
ドナーカードも持っております。

しかし、日本はかなり独特な
死生観があると思います。

突然の交通事故に遭われた
お子さんのご両親の立場に立ったとき、
医者として、また、人間として
冷静な判断ができるか、
ドクターフリッカーは自信がありません。

2009.06.22 Mon l ひとこと l COM(1) TB(0) l top ▲