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いや、
うっかりしていましたが、
昨晩は「夜間急病センター」の
当番でした。
慌てて、8時に滑り込み、
何とか間に合いました。
ちょっと、複雑ですが、
夜の「夜間急病センター」は
横浜市医師会で運営。
日曜、祝日の
「休日急患診療所」は
都筑区医師会で運営している
ということです。
ですから、
回ってくる周期も
異なるので、続くときは
何だか、自分だけが多く
当番になっているような気が
しますが、
そんなことは
けしてない筈です。よね?
お彼岸が過ぎても
肌寒い日が続いたり、
年度末でご無理を
された方も多いのでしょう。
のどを痛めたり、
発熱などで体調を崩された方が
少なくないようです。
言うまでもなく、
「風邪」という名の病気はありません。
インフルエンザに対する
タミフルなどは「例外」で
「風邪」を治す薬はない訳です。
通常、「風邪薬」というのは
のどの痛みや発熱、咳、鼻水などの
症状を和らげるものです。
ドクターフリッカーも
細菌の二次感染の可能性が
ある場合に抗生物質をご処方することも
ない訳ではありませんが、
本来、ウイルス性上気道炎に
抗生物質の投与することは
「否定的」な考えが主流ですし、
実際、ウイルス感染には全く無効です。
ですから、
症状を緩和しながら、
ゆっくり、身体を休めて
ご自身の免疫力、抵抗力を
高めなければ「風邪」は治りません。
ところが、世の中、
そう甘くないと言いますか、
のどが痛いくらいで
ゆっくり、休んでいられる
ご時勢ではないのです。
昨晩も、やむを得ず
薬で症状を抑えて、
翌日はまた、お仕事という方が
たくさん、来院されました。
昨年、猛威をふるった
「新型インフルエンザ」も
なんか、喉元を過ぎていますが、
本当は、
インフルエンザだろうが、
何だろうが、体調が悪いときは
しっかり、休める世の中に
しないといけません。
そういう「体制」をきちんと
整えないから、
やれ、家族にインフルエンザが
発症したら、出勤停止だとか、
臨床症状よりも
インフルエンザかどうかを
確認する「迅速検査」が優先する
ような本末転倒な事態に
なってしまうのです。