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2011/10/12

昨日は母校の外来は休診。

午前中の内視鏡検査のあと、
午後1時から地域ケアプラザで
地域の方々に2時間にわたっての
健康医療相談を行いました。

その後、区役所に行き、
麻薬施行者の免許更新の申請。

夕方からは東名高速道路を厚木まで
遠出して講演会に出席しました。

大阪からお越し頂く
大変、ご高名な先生が
ウイルス肝炎の最新治療について
ご講演される貴重な機会です。

ここ10年間のウイルス肝炎の
治療は目を見張る進歩です。

C型肝炎はC型肝炎ウイルスが
血液を介して肝細胞に感染し、
自身の免疫応答によって
肝細胞の破壊と再生が
繰り返されるということです。

その破壊と再生によって
生じる「かさぶた」が多くなると
肝硬変になり、さらには肝臓がんへと
進展してしまいます。

大事なことはいかに
「かさぶた」を少なく
出来るかということ。

もちろん、C型肝炎ウイルスを
排除できればそれに越したことは
ありませんが、

新機軸のお薬が出たからと言って
けして万能ではありません。

高齢化が進むC型肝炎の
患者さんにとっては時間的な余裕が
あまりないことも事実ですが、

次世代のお薬もすでに
国内でも臨床試験に入っており、
急いてはことを仕損じるようなことが
あってもいけません。

それぞれの患者さんの治療選択は
なかなか難しい問題です。

講演会の終了は午後9時を
大きく過ぎていました。
遠方なので懇親会は欠席しました。

帰りの東名高速道路は
上り集中工事による大渋滞で
帰宅が11時近くなりましたが、

それでも、いつもとは違う
切り口でのご講演は、大変有意義で
厚木まで行った甲斐がありました。

来週は福岡で
消化器関連学会週間も行われますが、
そちらは1日しか出席できないので、

県内で勉強できる機会には
なるべく出席したいと思います。



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2011.10.13 Thu l 医療 l COM(0) TB(0) l top ▲