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1983年10月-2

アメリカンフットボール部に入部して、
まだスターターになれなかった頃、

先輩から「ファンダメンタルを忘れるな」と
何度も言われました。

意味がよく分かりませんでしたが、
先輩の言う「ファンダメンタル」とは
オフェンスでもディフェンスでも
臨機応変に対応できる足の親指に重心を置いた
姿勢のことでした。

足は適度にリラックスさせて肩幅に開け、
ひざは外ではなく前に向ける。
胸を張って背筋を伸ばして視界を良くする。

この「ファンダメンタル」がしっかり出来ていないと
ブロックもタックルもちゃんと出来ないのです。

医者になって仕事をするようになって
大学病院時代、そして開業してからと
環境によっていろいろ目先の価値観も変わります。

今年も4月になって、いろいろ変化がありました。
診療報酬の改定もありました。
新しく診療所の仲間になってくれたスタッフもいます。
診療所の内装や電子カルテの構築にも
見直すところが出てきました。

時間とともに周りも変わるし、自分も歳を取るでしょう。
今まで出来ていたことが出来なくなることも
あるかも知れません。

しかし、患者さんと対峙して
「自分だったら」「自分の家族だったら」を考える。
この医者としての「ファンダメンタル」は
いつまでも、どんな時も忘れないようにしたいと思います。



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2014.04.28 Mon l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲