
自分の診療所と母校の外来。
処方せんや注射せんのオーダリングシステムは
ずいぶん前から導入されていましたが、
母校が電子カルテになったのは自分が開業した後です。
カルテの電子化は診療所のほうが先だったわけですが、
医者は自分一人しかいないので
他にカルテを見る人は、通常はいません。
今は電子カルテの時代ですから
字が読めないなんてことはありませんが、
かって、大学病院などで紙カルテの頃、
偉い教授先生の代診などやると
解読不能な文字のカルテがたくさんありました。
なぜだか、偉い先生ほど
わざと読み難くしているような感じさえ
したものでした。
また、よその病院に当直に行った時、
1週間、いや場合によっては1ヵ月くらい
カルテに、「stable」とか「著変なし」しか
書かれていない入院患者さんもいらっしゃったりして、
病態の把握に苦労したこともあります。
そういう自分もごくたまにですが、
古い経過を確認するために病歴管理室から出てきた
昔、自分が書いた紙カルテを目にすることがあります。
堂々とスペルが間違っていたりして、
字がきたないとか、丁寧とか以前のレベルで
顔から火が出るような思いをするのです。


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