
インターフェロンを使わない
ダクラタスビルとアスナプレビルの
経口薬2剤投与。
昨年秋に発売されてから、
C型肝炎の治療に革命を起こしました。
そして、また
新たな幕が開かれようとしています。
今まで経口薬による治療は
遺伝子タイプが1型の患者さんだけが
対象でしたが、
今月26日に2型の患者さんに向けて
ソフォスビルという新たな抗ウイルス薬が
製造販売の承認を取得しました。
遺伝子タイプ2型のC型肝炎は
1型に比べるとインターフェロンが
比較的効きやすく、
現在、治療ガイドラインの第1選択は
インターフェロンを用いる治療です。
しかし、臨床試験では
ソフォスビルと既存のリバビリンを併用して
12週間服用すると96.4%もの高率で
ウイルス消失を認めています。
2型のC型肝炎治療の第1選択は
ソフォスビル、リバビリン併用となるのは
時間の問題でしょう。
C型肝炎ウイルスが消失しても
進行した肝炎や肝硬変の場合、
肝がん発症のリスクが全くなくなる訳ではなく、
慎重に検査を継続する必要はあります。
それでも、インターフェロンが使えずに
長い間、治療待機を余儀なくされていた
患者さんにとって、朗報です。


↑↑共感して頂けたら、クリックお願いします。