
1991年オープンの
みなとみらいのパシフィコ横浜と
横浜グランドインターコンチネンタルホテルが
開業25周年だそうです。
四半世紀も経ったパシフィコ横浜には
数々の学会の思い出がありますが、
自分たちの教室の飯野四郎教授が会長を務め、
消化器・肝臓内科教室の総力を結集した
2001年の肝臓学会総会は忘れられません。

会場整理や徴収した参加費の管理などの
裏方の仕事には何よりも神経を使いました。
もちろん、自分自身も発表しました。
この時の発表演題のタイトルは
「肝細胞癌の対する腫瘍マーカーとしての血中NO3-の意義 」。
肝細胞がんを肝動脈塞栓療法治療後の経過で
塞栓効果が十分得られたものは
血中のNOイオンを測定すると有意に低下します。
一方、早期に再発を認める症例では
血中NOイオンは低下を認めないので、
肝がんの肝動脈塞栓療法の治療効果の判定には
血中NOイオンの測定が有用であるという報告をしました。
ちなみにNOと言うのは一酸化窒素のことです。
何だか、すごく昔のことのような気がしますが、
あれから、まだ15年しか経っていません。
いや、もう15年なのか・・・。
今でも、みなとみらいに行くたびに
2001年の肝臓学会を思い出します。


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