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今、国が主導して
臨床評価指標なるものを用いて
在宅医療を普及させようと躍起になっています。

数年のうちに在宅医療が
個人診療所の必須条件になるような
医療記事も見かけます。

診療報酬を「手厚く」して
在宅医療の提供へと誘導しているのです。

ここで言う「手厚く」とは
患者さんへのことではありません。

医療者に「手厚く」、
診療報酬を高く設定すると言うことです。

つまり、患者さんの負担はもちろん
医療費全体もどんどん上がっていく訳です。

高騰する医療費を抑えるために
療養型病院から在宅医療へシフトしたはずなのに
これでは医療費が抑制される訳がありません。

そもそも現在のわが国の住宅事情と
介護者の高齢化、雇用不安定な世の中で
在宅医療でどこまで頑張れるのでしょうか。

頑張らなければならないのは
自宅で介護されるご家族なのです。

学校はつらければ行かなくたって良い、
きつい仕事はしなくても良い、
自分らしく生きればよい、
でも、自分がどうしたいかわからない。

何でもかんでも
嫌なことは避けて通るのが
当たり前のような世の中で生きて来て、

いざと言う時だけ、
本当に頑張れるのでしょうか。

先日、いろいろな事情から
訪問診療は行っていなかった患者さんが
ご自宅で亡くなられました。

ゆっくりと水平線に
夕日が沈むような時間だったそうです。



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2017.09.08 Fri l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲