
一昨日、横浜の講演会に出席し、
充実した気持ちで帰宅した後、
待っていたのは
衝撃のニュースでした。
中日ドラゴンズの落合博満監督が
今シーズン限りで退任するというでは
ありませんか。
2004年に監督に
就任以来、一度たりとも
Bクラスに転落せず、
就任一年目の2004年を含め、
2006年、2010年に
「有言実行」の3度のリーグ制覇。
クライマックスシリーズを
勝ち抜いて日本シリーズを制した
2007年を含め2位が3回。
昨年まで実働7年間で実に4回も
日本シリーズに進出しています。
あのジャイアンツの川上監督でさえ
4位、Bクラスを経験していますから、
3位でさえ、たった一度しかない
落合監督は球団史上、最高の名将です。
高年俸と観客動員数の減少が
監督退任の一因のような報道ですが、
「勝つことが最大のファンサービス」という
原理原則を中日球団が忘れていないかと少し心配です。
2007年、日本シリーズで
8回までパーフェクトの山井投手に代えて
岩瀬投手をリリーフに起用する采配を
お、なかなかすごい事やるなと
考えることが出来るかどうかです。
はっきり言って40年来のファンにとっては
この8年間、今までになかった「黄金時代」を
本当に充実した気持ちで応援出来ました。
そもそも監督は現場の責任者。
勝つことが仕事であり、
観客動員を増やすのは球団、
フロントの仕事であるはずです。
監督が試合後にぼやいたり、
ベースを引っこ抜いてぶん投げたりすれば
マスコミは喜ぶでしょうが、
チームの成績が低迷してくれば
ファンは離れて行くのは時間の問題です。
例えば、ナゴヤドームのアクセスの悪さ、
よどんだ空気とスピーカーの音が
うるさい5階観客席の劣悪な環境。
ドーム球場はほかに
東京ドームしか知りませんが、
悔しいですが、観戦環境は
東京ドームのほうが圧倒的に優れています。
そうしたことを中日球団の営業部は
少しでも考えたことがあるのでしょうか。
この8年間の間、
福留、川上とメジャーに流出し、
ミスタードラゴンズの立浪も引退しました。
主砲のT.ウッズ、日本シリーズMVPの
中村紀も退団しました。
その中で、これだけの好成績を
維持し続けていても観客動員が伸びないのは
球団の営業努力が足りないのだとは
考えないのでしょうか。
ま、どっかの監督みたいに
オーナー付き何とかディレクターとか
訳の分からない立場になられなかったことが
せめてもの救いと言えば救いです。
いっそ、間髪いれず来シーズンは
横浜ベイスターズあたりを率いて
旋風を巻き起こしてほしいとさえ思いますが、
ドラゴンズナインは何が何でも
逆転リーグ連覇と4年ぶりの日本一
を成し遂げて、
落合監督を思いっきり、
胴上げして8年間の恩返しを
しなければいけません。


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