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utsubyonotsumatotomoni

はい、読書の秋です。

別にドクターフリッカーの
妻がうつ病なのではありません。

親しくしている方から
是非、読んでみなさいと
言われたので読んでみました。

著者は、お医者さんです。

ドイツ文学の研究者でありながら
ドイツ留学後に
学士入学で医者になったという
まあ、変わり者というか、
優秀な先生です。

しかし、その優秀さからか、
おくさまがうつ病にかかり、
5年あまりの看病生活を
赤裸々に書籍化しています。

興味本位で読んでいくと
身につまされるような
エピソードがたくさん出てきます。

仕事をすることで
男の責任を果たしているかのように
つい考えてしまいますが、

もっと、家庭を振り返って
よく見なければいけないのかも
知れません。

ただ休みの日に出かけて
家庭サービスをしたつもりに
なっているのでは自己満足に
過ぎないのでしょうか。

仕事をして働かなくては
食べていけないのは当たり前ですし、
厳然たる事実です。

しかし、「背中を見ていてくれる」などと
かってに期待していては、
後で大きく裏切られることに
なるのかも知れません。

「親ばか」についての
エピソードもありました。

読んでいて自分のことかと
ひとり、顔から火が出る思いです。

本を薦めてくれた方は
ほら、よく鏡をみて
自分を見直してみなさいと
言いたかったのかも知れません。

仕事はもちろん大事ですし、
仕事が出来なければ家庭は
守れません。

ただ、そこには、
もう一つ、ほんの少しの何かが
必要なのでしょう。

それが何かはひとそれぞれで
正解も違うかも知れませんが、

この本を読むと
自分なりの答えがおぼろげながら
浮かんでくるような気がします。

秋の読書フェア。

このブログを読んでいる
ほら、そこのあなたも
秋の夜長に、是非一読されることを
お薦めします。



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2011.10.05 Wed l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲

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