ドクターフリッカー

36年前、
1976年の3月23日。

あのロッキード事件の
黒幕で大物右翼のフィクサーの
私邸に向かって

セスナ機が突っ込むという
今で言う「自爆テロ事件」が
起きました。

いや、
まだ中学生のときだったでしょうか。

テレビニュースや新聞で
大きく取り上げられ、
かなりのインパクトだったのは
憶えています。

セスナ機を操縦していたひとは
あまり知られていない俳優さん。

ロッキード事件で起訴された
「利権」をむさぼる大物右翼に
「天誅を下す」と「特攻」を
企てたそうです。

旧日本海軍の航空服を着て
離陸前にはセスナ機を
バックにその服装で
記念撮影まで行っていましたが、

周囲のひとは俳優さんだから
目立つことが好きなんだなくらいにしか
思っていなかったようです。

突っ込む寸前に
無線通信で「天皇陛下万歳!」と
叫んでいました。

そうは言っても、
ホンモノの特攻隊のように
爆弾を抱えているわけでも
ありませんから、

大物右翼の私邸は
一部が炎上、破損したものの
家政婦さんが軽症を負っただけで

当のフィクサーご本人は
別室で寝ていて全く無傷であったことが
この事件をよけいにもの悲しくさせます。

まさに黒澤明監督
「悪い奴ほどよく眠る」わけです。

いや、「テロ」は正当化できません。

できませんが、
こういう、愚かしいことは
本当に悪い人はやりません。

総理大臣まで務めた
田中角栄さんは逮捕されましたが、
フィクサーは結局、
ロッキード事件で出廷さえ
ありませんでした。

いつの世の中でも
義憤にかられるのは
正義感にあふれる「小市民」。

「最後の特攻隊」は
時が経つとともに
人びとの記憶から消えていきます。



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2012.03.23 Fri l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲

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