ドクターフリッカー

昨日、母校の帰り道、
医師会に寄りました。

4月になって出さなければいけない
書類を提出に行ったのです。

その後、在宅医療を
中心に診療を行っている先生と
いろいろ、お話しする時間がありました。

大学病院に勤務しているとき、
20年近く前ですが、

週半日だけ町田の病院の
在宅医療をお手伝いしていた
時期があります。

一人で軽自動車を運転して
午前中、4~5軒の患者さんの
お宅を回るのです。

気管切開のカニューレや
鼻から胃に入っている
チューブの交換をしました。

患者さんの自宅で
一人で交換するのは
色んな意味で緊張したものです。

奥さまが患者さんのお宅。

二人暮しでいつも、
ご主人が出迎えて下さいました。

鼻から経管栄養のチューブが
入っていて、今は話すことも、動くことも
出来ない奥さま。

その晩、奥さまが倒れられる
数時間前にご主人と些細なことで
激しい口論があったそうです。

お伺いする度に
口論したことを悔やまれるご主人。

いや、夫婦ですから
たまには口論くらいはするでしょう。
でも、ご主人にとっては
奥さまとの最後の「会話」が
口論になってしまったのです。

そして、奥さまの食事の注入から
着替えから、何から何まで
全てご主人自ら、なさっていました。

まだ、当時は一般的でなかった
「胃ろう」をご提案しました。

奥さまのお顔から
胃に入るチューブがなくなり、
すっきり、きれいになられたのを見て
ご主人が涙を流されていました。

「胃ろうの功罪」は
今、多く議論されています。

ただ、大事なのは
議論ではなく、胃ろうを持つ方と
介護をなさる方の気持ちです。

誰しも生きるということは
いつかは死ぬということ。

あまり、難しく考えたくありませんが、
忘れてはいけないことです。



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2012.04.12 Thu l 医療 l COM(0) TB(1) l top ▲

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