niwatori.jpg

子どもの頃、
夜店で買ったひよこ。

小さくふわふわのひなが
ピヨピヨと鳴く姿は
本当にかわいらしく
あっという間に我が家の
アイドルになりました。

やがてトサカが生え
ふわふわだったピヨちゃんの身体は
立派な白色レグホンへと成長しました。

ニワトリのエサも食べましたが
カツオ節をかけたご飯も大好物でした。

トサカも大きくなり
くちばしや蹴爪も鋭くなって
じゃれて飛びつかれて
足を怪我したこともありました。

真夜中の「コケコッコー!」にも
閉口しましたが

それでも庭を「コッコッコッコッ・・・」と
歩き回る姿は愛らしく
「砂浴び」が出来ないピヨちゃんを
庭でシャンプーしてやりながら
ニワトリもペットになるのだなと
可愛がっていました。

しかし、転機が訪れます。

飼い始めて1年半。
隣家が火事になりました。

真夜中で叩き起こされ、
ピヨちゃんを抱えながら
不安な気持ちで消防車を待ちました。

火事の後、更地にされた
隣りと我が家の間には簡単な
トタンの塀が作られただけでした。

それが、ピヨちゃんにとって
最大の不幸でした。

庭に放し飼いにしておいた
ピヨちゃんはトタンの隙間から
往来に出て行ってしまいます。

夕方にはまた戻ってくるのですが
外でどうやら歩いている人を
追いかけ回したようなのです。

苦情の電話がかかってきました。

もともと夜鳴きでも相当
近所迷惑だったと思います。

両親がこそこそと何か話していました。
内容は大体、察しがつきますが
あえて気が付かないふりをしていました。

ある日、学校から帰ってくると
ピヨちゃんがいませんでした。

広い庭のある家で
飼ってもらえるように知り合いに
頼んだそうです。

「そうなんだ・・・」。
納得したふりをしました。

その時はそうする以外は
思いつきませんでした。



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2012.10.14 Sun l 思い出 l COM(0) TB(0) l top ▲

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