ドクターフリッカー

空っぽの待合室に
「うわーっ! 誰もいない!」
と、初診のお子さんが
元気な声で来院されることがあります。

あるいは製薬メーカーの営業の方に
「いやー、さすがにこの陽気だと
 どこのクリニックも空いてますよ」
などと、慰めているつもりか
妙に気を遣われることもあります。

いや、さっきまでは混んでいたんです!

などとは、「閑古鳥」の遠吠えに
なってしまうので口が裂けても言いません。

しかし、それでここのクリニックは
いつも空いているのだと思われてしまうと
次に来院されたとき、たまたま1時間以上も
待つほど混んでいたりすると
「こんな筈じゃなかった」とがっかりされます。

ウイルス性肝炎の肝臓の数値も似ています。

測定したとき、たまたま低ければ
一応、肝炎は落ち着いていると判断します。
何度か測定しても、いつも低ければ
このクリニックはいつも空いている、つまり、
肝炎は安定していると言うことになります。

しかし、一度でも基準値を超えるときが
捕まれば、それは混んでいるときもある、
すなわち、知らない間に肝炎が
進行している可能性があるということです。

毎日、クリニックをのぞいて見れば
どのくらい患者さんが来ているか見当がつきますが、
肝臓の数値は毎日測定するわけにも行きません。

ですから、最初のうちは短い間隔で血液検査を行って
いつも空いているクリニックなのか、
はたまた、時どきは混むクリニックなのかを
見極める必要があるのです。

もちろん、いつも混んでいるクリニック、
いつ測定しても肝臓の数値が高い肝炎は
だらだらと漫然と様子を見ていないで、
速やかに治療の段取りに入ります。

いや、今日のお話はけして
クリニックの「閑古鳥」の話じゃありません。

ウイルス性肝炎の活動性は少し見ただけでは判断が難しい
と言うお話ですので誤解のないように。



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2013.06.14 Fri l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲

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