ドクターフリッカー

雨の金曜日。

診療終了後に外を眺めると
もう大分暗くなっていた。

「今日は夏至だったな」。

それにしては、外が暗い。
そうか、雨のせいか。

スタッフが帰った後、
カルテの整理、復習とバックアップ、
そしてメールのチェックをするのだが、

一日、エアコンの風にあたるせいか
気だるく、すぐに作業をする気にはなれず、
缶コーヒーを飲んで、しばし頭を休ませる。

スターバックスなどには
到底、及ばないのだろうが、
仕事の後の缶コーヒーには癒される。

冷たい缶コーヒーを飲みながら
大学病院に紹介状を書いた
患者さんのことを思い出す。

回りくどい言い方をするより、
単刀直入に話した方がいいかなと
すっと本題に入ったのだが、

話をした瞬間の患者さんの
目の陰りが気になったのである。

やっぱり、もう少し遠回りして
話をした方が良かったかも知れない。

じとじと降り続く雨音を聴きながら、
そんな後悔を毎日のように繰り返す。

診断、治療を的確に行うことが
もちろん一番大事なことである。

悠長なことを言っていられない場合も
あるのが現実でもある。

しかし、だからこそ、

もう一言、何かが必要だったのじゃないかと
缶コーヒーの苦味は教えてくる。

日々是反省である。



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2013.06.22 Sat l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲

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