ドクターフリッカー

先日、いわゆる血液サラサラのお薬、
抗血小板薬を処方されていらっしゃる方が
タール便で来院されました。

コールタールのように黒いのでタール便。
黒色便と言うこともありますが、
いずれにしても上部消化管出血のサインです。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の出血では
胃酸と血液が混ざって黒くなります。
少量の出血ではタール便にはなりません。

しかも昨日まで抗血小板薬を服用されていたとなれば
出血が今後も続く可能性があり、予断は許せません。
速やかな上部内視鏡検査が必要です。

患者さんは朝から何も召し上がってないとのこと。

すでに午後の診療時間に入っていましたが、
腹をくくって胃カメラを行うことにしました。

折しもインフルエンザが流行中で
なかなか患者さんが途切れませんが、
前処置をスタッフに準備してもらって
診療を10分間、ストップして検査に入りました。

お待たせした患者の皆さまには
申し訳ありませんでした。

幸い、胃カメラでは出血が続いている所見はなく
止血処置や緊急搬送という事態には至りませんでしたが、
早期の胃がんが発見できました。

結果的には翌日の昼休みまで待っても
大丈夫だったかも知れませんが、

待機的、保存的な対応を行うには
それなりの担保が必要なのです。

忙しい時ほど、より丁寧に。
これからも忘れないようにしたいと思います。



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2014.02.22 Sat l 医療 l COM(0) TB(0) l top ▲

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