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ノーベル生理学・医学賞。
昨日、
スウェーデンのカロリンスカ研究所が
ドイツのハラルト・ツアハウゼン博士、
フランスのフランソワーズ・バレシヌシ博士と、
リュック・モンタニエ博士に、
2008年のノーベル生理学・医学賞を
授与すると発表しました。
惜しくも
ニッポンのドクターフリッカー博士に
受賞の連絡はありませんでした。
ツアハウゼン博士が
「子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルスの発見」。
パピローマは「papilloma」。
日本語で言うと乳頭腫で
要は「イボ」の原因ですが、
300種類以上のヒトパピローマウイルスが
発見されています。
1983年に
ヒトパピローマウイルス16型の腫瘍性を発見し、
翌84年には
子宮頸がんの患者さんから
採取した16型と18型ウイルスの培養に成功した功績です。
今や、子宮頸がんワクチンは、
80カ国以上で認可されています。
日本でも近く、
承認されるでしょう。
バレシヌシ博士とモンタニエ博士は
「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の発見」。
1983年、
世界で初めて
後天性免疫不全症候群(AIDS)で
死亡した患者さんの
病原菌ウイルスを発見したと
「Science」に発表。
次いで、
アメリカのロバート・ギャロ博士が、
モンタニエ博士が発見したウイルスが
AIDSの原因であることを確認。
かねてからAIDSウイルス発見者は
モンタニエ博士かギャロ博士かをめぐり、
論争されていましたが、
ノーベル賞では、
フランスに軍配があがりました。
いや、
医学も世界トップレベルになると
戦いは熾烈です。