
いよいよ飲み薬だけで
C型肝炎の治療を行う時代になるのでしょうか。
半年間、内服薬を飲むことで
インターフェロンを使用することなく
高率に難治性C型肝炎が治癒する
ダクラタスビル(DCV)とアスナプレビル(ASV)は
すでに承認申請されており、
DCV/ASV併用療法は間もなく健保適用となるでしょう。
また、ニューイングランドジャーナルという
欧州の医学雑誌には
ソフォスブビルとレディパスビルの併用(合剤)を
たった2ヵ月飲むことで抗ウイルス効果が
長期間持続することが報告されました。
インターフェロンを使用しないことでの
耐性ウイルスの出現や発癌リスクの上昇など、
懸念はいくつか残りますが、
今後、C型肝炎の治療は
直接作用型抗ウイルス薬が中心になるのが
自然の流れでしょう。
1年間、インターフェロンを注射し続けても
10人に1人しか治らなかった頃を考えると
夢のようなことだと思います。
製薬開発は、すべて海外のバイオベンチャー企業。
日本も国や製薬メーカーがもっと積極的に投資を行って、
国内バイオベンチャーをバックアップして欲しいものです。


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