
子どもの頃、大人気だった仮面ライダー。
変身ポーズで写真を撮った
諸兄も少なくないはずです。
仮面ライダーの放送当初、
暗い緑色のライダーは
まさに怪人の様相を呈して
番組全体におどろおどろしい雰囲気が
満載していました。
主役の本郷猛役の藤岡弘さんが
大腿骨骨折で緊急入院したため、
急遽、ピンチヒッターとなった
仮面ライダー2号、一文字隼人。
演じるのは柔道一直線などでも
おなじみだった佐々木剛さん。
明るいキャラクターと
ストライプが入った新仮面ライダーは
瞬く間に人気番組となりました。
何といっても「変・身!」のポーズ。
この「決めポーズ」はその後の子ども番組にも
大きな影響を残しました。
しかし、こんなポーズは原作にはありません。
主役に抜擢された佐々木さん、
なんとライダー役を演じるのに
オートバイの免許がなかったそうです。
オートバイに乗って速度を増して
その風力で仮面ライダーに変身するのに
オートバイに乗れなければ話になりません。
設定を根本から変更せざるを
得なくなったために出来た
苦肉の策があの「変身」だったのです。
もし、主役の藤岡さんが怪我をしなかったら、
あるいは佐々木さんがオートバイの免許を
持っていたならば、
きっと、「変身」ブームはなかったでしょう。


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