ドクターフリッカー

地方の国立大学のお偉い教授センセイの
ご講演を拝聴しました。

現在、ウイルス肝炎の治療には
国、自治体から助成金が給付されています。

C型肝炎の治療薬はかなりの高額なのですが、
助成金のおかげで何とか患者さんも
治療が受けることが出来ています。

お偉いセンセイによると
「治療薬の中でも廉価なものから使って
ダメだった患者さんに高価なものを使ったほうが
税金である助成金が削減できる」とのことです。

たしかにその通りかも知れません。

しかし、治療効果が高いものから、
あるいは治療期間が短くて済むものから、と言うのではなく、
とにかく安い薬から使ってみて、
ダメならもう一回治療しろという理屈では
治療される患者さんはたまりません。

そもそも、C型肝炎の治療薬が
インターフェロンしかない時代から長い間、
10%以下の治癒しか見込めないのに
多くの患者さんに苦しい治療と
経済的負担を強いて来たのです。

もちろん、当時は最善と思っていたからこそ、
インターフェロンの治療を行い、
たしかに治癒した方もいらっしゃいますが、

治らなかった90%の方々のこれまでの経緯、
肝炎の進展、そして、発がんの発症抑止を考えたときに
今、ベストの治療を選択するというのが
真っ当な考え方ではないでしょうか。

「私も税金払ってますからね。
 公費助成は無駄に使われたくありません。」
ともおっしゃっていました。

以前は200万人、300万人と言われた
C型肝炎の患者さんの数も現在は減少傾向にあります。

無駄に税金を使っていることはもっと他にたくさんあります。
国立大学の、それも肝臓病の権威であるセンセイから
そんな言葉を聞くとは本当に残念です。

「あなたはC型肝炎です。」
そう言われた患者さんが
どんな気持ちでこの四半世紀を生きてこられたか。

思いを馳せて治療方針を検討したいと思います。



↑↑共感して頂けたら、クリックお願いします。
2015.12.06 Sun l 医療 l COM(0) TB(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→http://fleaflicker.blog120.fc2.com/tb.php/2862-e1650f22
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)