
自分は大学に入学して
アメリカンフットボール部に入部しました。
適当にやっていた部活動ですが、
3年生になった時、主力選手だったある先輩が、
毎日、首根っこをつかむ様にして
自分を強制的にグラウンドに連れて行って
コーチをして下さいました。
「秋までに、使えるようにしないとな」と言われ、
来る日も来る日もダミーにブロックをし続けました。
才能とか、センスとか
そういうものは全くなかった自分が
どうにかこうにかゲームに出れたのも
あの時があったからだと思っています。
あのまま適当にやっていたら
アメリカンフットボールも
本業の医学部の勉強も
全てが適当になっていたでしょう。
そういう意味ではコーチをして下さった先輩は
大学時代の恩人と申し上げても過言ではありません。
おとそ気分も抜けきらないうちに
その先輩の訃報が届きました。
年賀状も頂いたばかりだったのに。
ボールペンで書いてある
「元気でやってるか?」の文字がにじんで読めません。
痛恨です。


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