ドクターフリッカー

胃がんの中で比較的たちが悪いものに
「印環細胞がん」というのがあります。

聞きなれない言葉ですが
カレッジリングのように紋章などを指輪の上に
彫刻してデザインしたものをシグネットリング、
日本語では印環と言うそうです。

がん細胞が核を圧排してシグネットリングのように
見えるので印環細胞がんと言います。

早い段階から粘膜下に浸潤して
腹膜播種や肺の転移性リンパ管症を
起こしやすく進行が速いのが特徴です。

毎年会社の健診で
胃のバリウム検査を受けている方が
先日、胃の不快感を訴えて来院されました。

胃カメラを行ったところ、印環細胞がんでした。

バリウムの検査では
死角になる部位に出来ていたことと、
広く浅い病変なので、バリウムの検査では
分かりにくかったのでしょう。

まだ、30歳代。

無責任にがんと闘うなとか、運命だとかで
割り切れる話ではありません。

患者さんが遭難しないように
しっかりと道案内をして行きたいと思います。



↑↑共感して頂けたら、クリックお願いします。
2016.06.15 Wed l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→http://fleaflicker.blog120.fc2.com/tb.php/3050-a69e726f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)