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「シャンメリー」。
ご存知でしょうか。
そう、
こどもの頃、飲んだ、
あの怪しげな飲み物です。
戦後間もない1947年。
進駐軍のアメリカ軍兵士が、
「ポーン」と鮮やかな音を出して飲む
「シャンパン」をまねて、
世田谷区の飲料製造業者が
大衆向けに
「香料」と「糖」を混ぜた「エキス」を
炭酸水で割った「ソフトシャンパン」なるものを
作ったのが起源だそうです。
その当時は、
ノンアルコールであるものの、
大人向けの商品で
キャバレーやバーで人気を集めました。
1966年のクリスマスに
現ダイエーの前身「主婦の店」で
三角帽子とクラッカーとともに
「ソフトシャンパン」を並べて売り出したところ、
大ブレーク。
日本中に浸透していったそうです。
典型的な日本文化ですね。
1973年には
フランス政府から、
そんな飲み物が「シャンパン」を名乗っては
いけませんと怒られて、
「シャンパン」の「シャン」と
「メリークリスマス」の「メリー」を合体させて
「シャンメリー」と名づけられました。
いや、日本人っていいですね。
一見、
「猿真似」のまがい物のようですが、
今ではクリスマスパーティー用の
定番商品となっており、
ちゃんと「全国シャンメリー協同組合」と
契約した業者じゃなければ
「シャンメリー」を
製造販売してはいけないそうです。
今晩はクリスマスイブ。
本物の「シャンパン」は
こどもは飲めませんが、
「シャンメリー」なら未成年でも
大丈夫。
日本中の家庭で
「ポーン」と鮮やかな音が
なることでしょう。
「ポーン」という音とともに
「不況」も吹き飛ばしたいものです。