本日、12月9日(金)も
日本肝臓学会東部会に出席のため終日休診いたします。

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新しいジェノタイプ1型C型肝炎の
経口治療薬が11月18日に発売されました。

インターフェロンフリーの
治療薬としては4番目となります。

2014年の秋に先陣を切って登場した
ダクラタスビル/アスナプレビル併用療法は
それまでのC型肝炎の治療を一新しました。

副作用もほぼないに等しく
インターフェロンの副作用に悩まされた
患者さんにとってはまさに魔法の薬となりましたが、

薬剤耐性を持つウイルスに対しては
40~60%の著効率に留まりました。

続いて2015年の秋に
ソホスブビル/レジパスビル配合錠が発売され、
薬剤耐性を持つウイルスに対しても
90~100%と驚異的な有効率をあげました。

一方で心臓・腎臓への影響が少なくなく、
高血圧・糖尿病・高齢者への投与には
十分な注意を必要とする問題点が残りました。

やや遅れて2015年11月に
3番目の経口治療薬として登場した
オムビタスビル/パリタプレビル/リトナビル配合錠も
薬剤耐性ウイルスでは80%の有効率と
先行したソホスブビル/レジパスビル配合錠を
凌駕する成績は上げられないものの

心臓への影響は少なく、高齢者でも比較的
安全に使用できる治療薬となりました。

ただ、降圧剤として汎用されている
Ca拮抗薬との併用が出来ないという課題も残りました。

そして、約1年の期間を空けて
C型肝炎治療薬として4番目に登場した
エルバスビル/グラゾプレビル併用療法。

薬剤耐性症例でも治験では
93.2%と良好な成績を挙げており、
さらに心臓・腎臓への影響も現時点では報告がなく、
併用薬材との相互作用も少ないという
大きな利点を持っています。

C型肝炎の患者さんの数は
年々減少傾向となっていく中で

これらの薬剤がどういった役割を果たしていくか、
しっかり見届けていきたいと思います。

さて、本日は肝臓学会の教育講演会。
夕方までしっかり勉強して来ます。



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2016.12.09 Fri l 医療 l COM(0) TB(0) l top ▲

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