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ちょうど20年くらい前の
今頃の季節、父から電話がありました。

「身体の調子が悪い」と言うのですが、
どうも電話では的を得ないので
大学の自分の外来を受診してもらいました。

血液検査の結果を見て慌てました。
明らかな腎不全です。
即刻入院させてもらいました。

長年、高血圧をおざなりにした結果、
腎硬化症から腎不全に至ったのです。

健康には口うるさかった父ですが、
自分のこととなると
医者の不養生を絵に描いたような父でした。

その後、人工透析を行うことになりましたが、
動脈硬化は全身に及んでおり、
心臓の血管もボロボロになっていたのです。

透析をするようになってから
週に一回は父の皮膚科クリニックを
手伝いに行くことになったのですが、

大学で忙しかった自分は
病身で診療を続ける父と
細かいことでよく言い争いになりました。

この頃のことは今でも夢に見る程、
後悔しています。

しかし、父の皮膚科を継がなければと
漠然と描いていた将来像から

自分の行く道は
自分で探さなければならないと
考えるようになった転機でもありました。



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2017.10.14 Sat l 思い出 l COM(0) TB(0) l top ▲

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