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やれ「草食系」だとか
「肉食系」だとか、巷では
騒いでいますが、

原始時代から
人類の原点はやはり、
「安定した生活」が
大事であったようです。

アメリカ科学振興協会の
発行する科学雑誌「Science」の
10月1日号によれば

エチオピアで発見された
人類最古、440万年前と
推定される全身骨格化石、
ラミダス猿人は

四本足で樹上生活をしていたものの
地上を歩くときは、すでに
二足歩行をしていたそうです。

さらに人類の大きな特徴、
門歯と犬歯の縮小も認めています。

440万年前の
エチオピアは森林地帯で
寒冷、湿潤な気候。

そうした中で「種族」の繁栄の
ために、排卵期のメスを
ほかのオスと戦って奪い合う
ような状況では、

繁殖可能であるかどうか
メスは排卵期であることが
識別可能でなければならなかった
はずです。

オスも大きく鋭い犬歯を持ち、
たくましく、強くなければなりません。

ところが、
ラミダス猿人の骨格は
オスでも犬歯が小さく、
二足歩行で動き回っていたことが
伺えます。

「Science」誌の論文では
ラミダス猿人が二足歩行で
歩き回るようになったのは

オスは手を自由に使って多くの果実を
メスにプレゼントをするためであり、

メスも犬歯が小さくても
安定的にエサを運んでくれるオスを
好むようになったという仮説を唱えています。

さらにラミダス猿人は
メスが繁殖可能かどうかの
排卵期を自覚的にも外見からも
判断できなくすることで

繁殖期でも、そうではない時でも
一定したエサを供給してくれる
オスを選択するようになり、
オス、メス一対の関係が
成り立つようになったというわけです。

この仮説がホントなら、
人類は原始時代から
「草食系」だったと言うか、
「ミツグくん」だったと言うか、
サルからヒトへの「あけぼの」です。

現在、何だかんだと
屁理屈をこね回して思い悩み、
煩悩に右往左往している「人類」ですが、

ヒトは所詮、ただ効率的に
繁殖しようとする「DNA」によって
動かされているだけなのだと思うと、

悩むことがバカらしくなる反面、
なんだか、ホッとします。

2009.10.17 Sat l つぶやき l COM(0) TB(0) l top ▲

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