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さて、11月。
昨日は午後から
雨の予報でしたが、
天気はくずれず、
「休日急患診療所」も
覚悟はしていましたが、
予想を大きく上回る患者さんが
来院されました。
未成年者に増え続ける
「新型」インフルエンザの勢いは
まだまだ、衰える様子は
ありません。
先月末から一部の
自治体では「妊婦」の方や
「持病のある入院患者」の方に
優先順位に従って
「新型」ワクチン接種が始まりました。
ここ、神奈川県では、
県も「ねじり鉢巻き」で
頑張っているのでしょうが、
人口も多ければ、
医療機関も多く、最優先のはずの
「医療従事者」のワクチンの確保さえ
ままならない状態です。
「地方分権」を声だかに
主張している割には
肝心なことは、いつも準備不足の
神奈川県であり、横浜市です。
前にも書きましたが
「新型」インフルエンザが
これだけ蔓延している現状で、
優先順位をつけたり、
接種医療機関が分散されてしまう
現在のやり方は、接種したひとに
とっては有効かもしれませんが、
流行を抑制することには
あまり意味がありません。
現在の感染者の中心、
感染経路、流行の原因を分析して
しかるべき方法で、
早急にことを進めなければ、
「季節型」ワクチンを犠牲にして
製造、検定したり、
輸入までして確保した
「新型」ワクチンが無駄に
なってしまうのではないかと心配です。
未成年を中心に
感染が始まった「新型インフルエンザ」。
中心は中高生から小学校低学年、
さらに未就学児にと拡散しています。
日ごろ、「予防医学」の
重要性を熱心に研究されている
各大学の「公衆衛生学」の
偉い教授センセーがたが
この大事なときに
かたくなに「沈黙」していることが
まったく、不思議でなりません。
一部の本当に重症化が懸念される方をのぞいて、とにかく一番の感染拡大源となっている未成年者へのワクチン接種を最優先しないと、いつまでたってもらちがあかないという意見には賛成です。
こんなところにも、個人の権利だけが優先される現代の日本人が垣間見えるような気がします。