fc2ブログ


↑↑共感して頂けたら、クリックお願いします。

肝炎のインターフェロン治療に対し、
医療費助成制度がはじまったことは
以前に書きました。

対象は
B型およびC型肝炎ウイルスの除去を目的として
インターフェロン治療を行う方、です。

厚生労働省のホームページをみると

「?肝炎が我が国最大の感染症であること

?肝炎に対するインターフェロン治療が
奏効すれば根治が可能であり、
その結果、肝硬変や肝がんといった
より重篤な病態への進行を防止することができること

?しかしながら、
このインターフェロン治療が高額で
患者の治療へのアクセスがよくないこと

などにかんがみ、
早期治療の推進のために行うものです。」

ということです。

ま、
あんまり「へ理屈」は言いたくないのですが、

インターフェロンが副作用などで使用できない方や
すでに肝硬変や肝がんに病態がすすんでいる方は
「置き去り」です。

「肝炎が我が国最大の感染症である」
という認識なら
なぜ、肝炎に起因するすべての医療に
助成を行わないのでしょう。

なにをもって「最大」と言っているのか、
わかりませんが。

肝硬変がすすんだ状態では
発がんの発生率は年10%です。

10人の患者さんを一年みていると
1人はがんになるということです。

すべて含めて「最大」なのではないでしょうか。

肝硬変や肝がんのかたは
治療費だけではなく、画像検査や血液検査も
お金がかかります。

もちろん、世の中の病気は肝炎だけではありません。
すべて平等であるべきです。

でも、
肝炎蔓延の責任の一端が
もし、国にあるのであれば、

昨年の福田首相の「おわび」が
形だけのものでないのならば、

ウイルス除去が困難である場合の
患者さんの気持ちにたって考えるならば、

ウイルス肝炎に起因する肝硬変、肝がんの
検査、治療は一律に助成すべきです。

2008.05.10 Sat l 医療 l COM(1) TB(0) l top ▲

コメント

No title
健康の管理=カルテ保管という現在の図式では限界があるわけで、ICカードなどでカルテ情報は一人一枚一生涯自分で管理していくような方法でないと難しいのかもしれません。
2008.05.10 Sat l 亜沙郎. URL l 編集

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→http://fleaflicker.blog120.fc2.com/tb.php/72-61a214b8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)