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肝炎のインターフェロン治療に対し、
医療費助成制度がはじまったことは
以前に書きました。
対象は
B型およびC型肝炎ウイルスの除去を目的として
インターフェロン治療を行う方、です。
厚生労働省のホームページをみると
「?肝炎が我が国最大の感染症であること
?肝炎に対するインターフェロン治療が
奏効すれば根治が可能であり、
その結果、肝硬変や肝がんといった
より重篤な病態への進行を防止することができること
?しかしながら、
このインターフェロン治療が高額で
患者の治療へのアクセスがよくないこと
などにかんがみ、
早期治療の推進のために行うものです。」
ということです。
ま、
あんまり「へ理屈」は言いたくないのですが、
インターフェロンが副作用などで使用できない方や
すでに肝硬変や肝がんに病態がすすんでいる方は
「置き去り」です。
「肝炎が我が国最大の感染症である」
という認識なら
なぜ、肝炎に起因するすべての医療に
助成を行わないのでしょう。
なにをもって「最大」と言っているのか、
わかりませんが。
肝硬変がすすんだ状態では
発がんの発生率は年10%です。
10人の患者さんを一年みていると
1人はがんになるということです。
すべて含めて「最大」なのではないでしょうか。
肝硬変や肝がんのかたは
治療費だけではなく、画像検査や血液検査も
お金がかかります。
もちろん、世の中の病気は肝炎だけではありません。
すべて平等であるべきです。
でも、
肝炎蔓延の責任の一端が
もし、国にあるのであれば、
昨年の福田首相の「おわび」が
形だけのものでないのならば、
ウイルス除去が困難である場合の
患者さんの気持ちにたって考えるならば、
ウイルス肝炎に起因する肝硬変、肝がんの
検査、治療は一律に助成すべきです。